硬化療法の実際(一例)

静脈可視装置を利用した場合

下肢静脈瘤治療法は、機能不全の原因となっている部位によって治療法を選択することができます。
大伏在静脈・小伏在静脈などの弁不全の場合は、大きな逆流を遮断する手段としてストリッピング術、血管内焼灼術(レーザー、高周波)や血管内塞栓術(グルー)があります。
静脈瘤に対する治療には、静脈瘤切除(皮膚を切開して行う)や硬化療法があります。

今回ご紹介した硬化療法にも治療する静脈の太さによって色々な工夫をしています。

デュプレックス超音波検査を用いてより正確な静脈瘤の診断を行なって治療法の提案をしています。

診察の予約は電話(086-224-1313)やLINEでお受けしています。

第44回日本静脈学会総会

皆様には大変ご迷惑をおかけしました。去る6月12日から14日にかけて休診して、軽井沢で開催された第44回日本静脈学会総会のシンポジウムで発表してきました。

毎日の診療の中から臨床的な問題点を見つけて患者さんへのより良いキュアとケアが出来るように努力しています。

8月お盆期間の診療について

梅雨明け宣言がなかなか発出されず、蒸し暑い日々が続いています。体調には十分気をつけてお過ごしください。

さて、今年のお盆期間(8月11日~8月16日)は、8月11日(山の日)に診療を行います。その他の日の診療は応相談としていますのでお電話でご確認ください。

8月の土曜日診察は
・8月19日(土)
9月の土曜日診察は
・9月2日(土)
・9月30日(土)

現時点での予定ですので変更する可能性があります。ご了解ください。

土曜診療日のお知らせ

いよいよ新型コロナウイルス感染症が5月8日から感染症法の5類感染症に分類されます。待ちに待った日が来ましたね。厚生労働省からの注意に一応目を通していて下さい。https://www.mhlw.go.jp/stf/corona5rui.html

7月までの土曜診療日をお知らせします。診療を希望される方は、出来るだけ午前中にご予約ください。

  • 5月6日
  • 5月20日
  • 6月10日
  • 6月24日
  • 7月1日
  • 7月15日
  • 7月29日

蜘蛛巣の静脈瘤(毛細血管拡張症)の治療も健康保険の対象手術です。我が国でも導入された初期から取り組んでいますので、遠慮なくご相談ください。

4月 土曜診療日、臨時休診日

WBCで大変盛りがっていますが、内外の社会情勢はまだまだ混沌としています。GW明けには新型コロナウイルス感染症が2類相当から5類に変更されるに伴って、3月13日にはマスク基準が変更されましたが、医療機関内では引き続き着用をお願いいたします。

下肢静脈瘤の患者さんの受診機転は季節感と相関しているようです。暖かくなると静脈が拡張しやすく、鬱血症状が強くなることはもちろんです。さらに、患者さんの話から脚を出す機会が増えることも大いに季節と関係があります。

新年度を迎えて色々な行事が重なった関係で、土曜診療日は4月15日の1日だけになります。臨時休診日は4月11日(火)、4月21日(金)を予定しています。ご理解をよろしくお願いいたします。

土曜診療:4月15日(土)

臨時休診:4月11日(火)4月21日(金)

第49回日本血管外科学会シンポジウム報告

2021年5月21日にZOOMで下肢静脈瘤の新しい治療戦略についてシンポジウムが開催されました。医療用接着材を塞栓材料としたVenaSealによる血管内塞栓術(K617-6)がトピックでした。

現在、伏在型下肢静脈瘤の治療戦略の柱は

  • 非NTNT(大量の局所麻酔薬を使用して熱や切開を用いた治療
    1. 血管内焼灼術(980nmレーザー、1470nmレーザー、ラジオ波)
    2. ストリッピング手術
  • NTNT(少量の局所麻薬を用いた熱や切開を用いない治療)
    1. 血管内塞栓術(VenaSeal)
    2. 超音波下泡状硬化療法(UGFS)

当クリニックでは、デュプレックス超音波検査で静脈機能をチェックして、原因に即して、更に患者さんのQOLの改善を第一のゴールとして治療を行います。治療は、完全に局所麻酔あるいは無麻酔で行う外来治療です。

コロナ禍の中で、受診抑制がみられるため開設時に言われたような「岡山で予約の最も取りにくいクリニック」という状況ではございません。また、県民の皆様のワクチン接種率向上に協力させていただくためにコロナワクチン接種も実施しております。

お気軽にご相談ください。