第49回日本血管外科学会シンポジウム報告

2021年5月21日にZOOMで下肢静脈瘤の新しい治療戦略についてシンポジウムが開催されました。医療用接着材を塞栓材料としたVenaSealによる血管内塞栓術(K617-6)がトピックでした。

現在、伏在型下肢静脈瘤の治療戦略の柱は

  • 非NTNT(大量の局所麻酔薬を使用して熱や切開を用いた治療
    1. 血管内焼灼術(980nmレーザー、1470nmレーザー、ラジオ波)
    2. ストリッピング手術
  • NTNT(少量の局所麻薬を用いた熱や切開を用いない治療)
    1. 血管内塞栓術(VenaSeal)
    2. 超音波下泡状硬化療法(UGFS)

当クリニックでは、デュプレックス超音波検査で静脈機能をチェックして、原因に即して、更に患者さんのQOLの改善を第一のゴールとして治療を行います。治療は、完全に局所麻酔あるいは無麻酔で行う外来治療です。

コロナ禍の中で、受診抑制がみられるため開設時に言われたような「岡山で予約の最も取りにくいクリニック」という状況ではございません。また、県民の皆様のワクチン接種率向上に協力させていただくためにコロナワクチン接種も実施しております。

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