American Venous Forum 21st Annual Meeting (Phoenix, AZ)

ことしもAVFに参加することができました。ArizonaのPhoenixまでロサンジェルス経由で関空からの空旅です。

ことしもポスターでの発表でした。980nm半導体レーザーと日帰りストリッピング術前後のQOLの変化を報告しました。

学会の合間を利用してレンタルカーでSedomaまで行きました。この写真は有名なCathedral Rockです。この地域全体はRed Rockで有名ですべてが赤い岩の中にありました。

学会会場でお会いした先生方を紹介します。
まずは,Prof. Hugo Partschです。圧迫療法の第一人者です。

次は,Prof. R. L. Kistnerです。名前を知らない方はいないでしょう。

左からアジア代表のProf. Byung-Boong Lee,八巻 隆 先生,星野俊一 名誉教授(日本静脈学会前会長),Prof. J. A. Capriniです。

昨年の会長Prof. Mark H. Meissner,Prof. J. A. Caprini,Dr. Lowell S. Kabnickです。

Kistner ClinikのDr. Fedor Lurieです。昨年は,京都にもいらしてました。

最後にもう一度Dr. Lowell S. Kabnickです。昨年から見違えるほど引き締まった体型でびっくりしました。最終日の懇親会では奥様にもお会いできました。血管内レーザー治療の第一人者です。

来年は,フロリダで開催予定だそうで楽しみです。

XXIII World Congress of the International Union of Angiology

報告が大変遅くなりましたが,昨年6月アテネに行ってきました。この学会は大学で胸部大動脈瘤手術時の脊髄虚血の研究をしているときに丁度ローマで開催されたので,K.T.先生と一緒に発表しに出かけたのですが,ポスターだけ貼って,あとは遊びまわってしまった苦い(楽しい)思い出のある学会です。

今回は,下肢静脈瘤治療前後の下肢細胞外液量の変化について調べたので,その報告です。InBody100を使って調べたのですが,測定条件を一定にすることができないので評価は確実ではありませんが,治療後には明らかに細胞外液量の減少を認めました。

もうひとつ,アテネに行きたかった理由があります。それは,国立考古学博物館に展示してある石碑を是非とも見てみたかったからです。紀元前4世紀に下肢静脈瘤で悩む人が神殿に救いを求めて献上したものです。教科書にもよく出ています。なかなか見つけることができませんでしたが,見つけたときには思わず小躍りして喜んでしまいました。ストロボは禁止ですが写真は可です。